COLUMN LIST お役立ちコラム 一覧

COLUMN輪転機とは?コピー機との違いや使用時の注意点について解説

2023.11.27

コピー機(複合機)の導入を検討している企業の方には、輪転機について聞いた経験のある方もいるでしょう。
輪転機は一般的なコピー機と異なり、印刷のコストを抑えながらも大量印刷が速いスピードでできる機械です。
性能的に便利な反面、輪転機は使用の際に注意しておく点もあります。

今回の記事では、輪転機の特徴やそれぞれのコピー機との違い、使用時の注意点について解説します。
導入を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

輪転機とは?コピー機との違いや使用時の注意点について解説

輪転機の主な特徴

輪転機の主な特徴は下記の3つです。

・印刷するスピードが早い
・大量印刷のコストが安い
・カラーの印刷はできない(白黒の印刷のみ)

この章では、輪転機のそれぞれの特徴について解説します。
導入をする前に、確認をしておきましょう。

印刷するスピードが早い

輪転機は、毎分100枚以上の大量印刷が可能です。
一般的なコピー機(複合機)とは異なり、シンプルにデータを印刷する機能のみに特化した機械です。
あまり時間をかけずに、書類やチラシなどを多く印刷したい場合には向いています。

新聞や折込チラシなど、短時間に多くの印刷が必要な場合に使用されています。
ただし、印刷できる紙の種類やカラーなどは限られているので注意が必要です。

大量印刷のコストが安い

輪転機は、大量印刷ができて印刷のコストがコピー機よりも安い点がメリットの1つです。
印刷物の種類によっては、1000枚以上印刷しても1枚あたり1円以下のコストに抑えられます。
できる限り印刷代を抑えたい方には、輪転機が向いています。

多くの印刷を必要とするチラシや、地域の配布物の印刷に適している機械です。
ただし輪転機は取り扱いの用紙が少ないため、機種はよく吟味して選択する必要があります。

カラーの印刷はできない

輪転機は、一般的なインクジェットプリンターや複合機と違って印刷のみが機能です。
印刷に特化しているので、カラーの印刷はできず1〜2色のみの印刷だけです。

写真やイラストの多いものの印刷よりは、簡易的なチラシや書類などの印刷に向いています。
インクの色の種類も、ほかの印刷機材よりは少ないためインク代は若干節約が可能で
す。

カラー印刷の必要がなく、とにかく多く印刷を必要とする企業には輪転機が向いています。

輪転機と似ている機器

輪転機と似ている機器は、次の2つの印刷機材です。

・枚葉機
・複合機(一般的なコピー機)

枚葉機や複合機も、輪転機と形式は似ていますが異なる特徴があります。
この章では、それぞれの機器の特徴や性能について解説します。

枚葉機

枚葉機は輪転機と違って、ロール状の紙ではなく1枚ずつカットされた紙を印刷していきます。
全裁・半裁・四裁などの規格があり、コピーするサイズに合わせた用紙を準備します。

設置場所のスペースを確保しやすいため、輪転機よりも設置されている台数は多めです。
輪転機よりも多くの場面で使用されています。

枚葉機は鮮やかなカラーで印刷ができて、印刷後の加工もしやすいとされています。

複合機(一般的なコピー機)

複合機は、印刷以外にもFAXやスキャナーなどさまざまな機能を持ち合わせています。
カラーコピーもできて多機能なので、輪転機よりは本体価格が高めの場合もあります。

FAXやスキャンデータなどの共有ができるので、事務作業の多い部署に向いている機械です。
オフィス以外でも、コンビニや大型スーパーなど幅広い場所に設置されています。

書類以外に、カラー印刷が必要なチラシや写真の印刷にも複合機が最適です。

輪転機を使用する際の注意点

輪転機を使用する際は、下記の点に注意しましょう。

・モノクロ印刷のみの使用に留める
・設置スペースは広めにとっておく
・リースやレンタルの際は相見積もりをとる

この章では、それぞれの注意点について解説します。

モノクロ印刷のみの使用に留める

輪転機は機材が大きいため、設置スペースを広めにとっておく必要があります。
一般的なオフィスのコピー機の代わりには向いていません。

目安としては、一部屋分のスペースを確保できれば、輪転機を設置できます。
輪転機を設置するためには、事前に専用スペースを確保するのが大切です。

会社内に印刷をメインに行う部署があれば、そこに設置できるか打診してみるのがよいでしょう。

設置スペースは広めにとっておく

コピー機や輪転機は、専門の会社からリースまたはレンタルを経由して使用できるパターンもあります。
印刷機材のリースやレンタルを行う会社は複数あるため、相見積もりをとって選ぶのが必要です。

輪転機を使い慣れていない企業であれば、アフターフォローもある会社を選ぶと困りません。
印刷機器の値段や機能をみながら、慎重に選択をしましょう。

まとめ

輪転機は印刷スピードが早くコストも抑えられる優れた印刷機材です。
しかし、カラーコピーや印刷以外にも使用したい場合には、輪転機はあまり向いていません。
用途に応じて、適している印刷機器を選ぶ必要があります。

コピー機や枚葉機、インクジェットプリンターなどと比較しながら、どの印刷機器が向いているか検討しましょう。

ページトップへ